「嬉しい!」も「苦しい!」も 途中経過にすぎない

日々のセッションを通して、お客さまの体からは本当に教わることばかりです。

自分の狭い視野の中だけで判断すると「これは良くない!」と思いこんでしまいがちな状態も、その時のその人にとってはとても必要なことだったりする場合もあります。

緊張をすべて悪者にして排除しようとしてしまうと、その緊張があるから今の状態を保てている場合などは、その体にとっては支えを無くして立てなくなってしまいそうな恐怖を覚えたりするものです。

改善への道のりの途中では、そのようなことはよく起こります。

そんな時に、わたしの狭い考え方の中で、「いや、ダメでしょう!さっさと緩めないと!」と躍起になって、相手の体の声を無視してしまうと、相手は恐怖からさらに体を硬くして、かえって緊張を強めてしまうことにもなりかねません。

では、そんな時はどうすれば良いのでしょう?

 

 

できることはただ一つ。

「待つ」

 

わたしの独りよがりな考えを一旦捨てて、相手の体にしっかりと寄り添って、今どうしたいのか?という体の想いを手で感じ取る。

そして緊張を手放せるようになるまで待つだけです。

 

 

こう言うと、待つだけで本当に緩むの?と思われると思いますけれど、、、

大切なことは、体はいつもどんな時も、自ら良くなろうとする力を持っているのだということ。

そしてわたしたちセラピストに必要なことは、そのことを100%信じ切ること。

改善への近道は体が一番よく知っていると信じ切って、積極的に待つ。

それだけです。

それだけですが、やがて体はベストのタイミングで、するりと緊張をほどき、伸びやかさを取り戻していくものなんです。

 

 

 

大切なのは、緊張していたりバランスを崩しているなど、マイナス要素に気づいたときに、それをどうとらえるのか?ということなんです。

その状態が諸悪の根源のような気持ちになって、暗くなってしまうことはよくありますけれど、(わたしもそんな風に感じてしまうことがよくあります汗

確かに今の状態はこれまで続けてきた生活の結果であることは確かですけれど、一方で、これから先の生活や人生を見たときには、単なる途中経過にすぎないのだということに気づくこともできますね。

途中経過なのだから、あまりうろたえる必要はなくて、ただ適切に対処すればいいだけのこと。

つまり、今の状態を「悪い」と見るのか「大したことじゃない」と見るのか「良い」と見るのか、

どんなラベルを貼るのかは、その人自身の選択だということですね。

 

 

そしてもう一つ、

ちょっと見方を変えてみると、今の自分の体にはその緊張やバランスが必要なのだ、とも言えるのですよね。

だから体だけでなく、そのマイナスのバランスが必要となってしまったのはなぜなんだろう?と考えることも、抜け出す手助けになるのではないでしょうか?

 

 

 

今この瞬間に起こっていることは、全て途中経過にすぎない。

嬉しいことも
楽しいことも
苦しいことも
辛いことも
悲しいことも
幸せなことも

全ては人生の途中のほんのひと時に起こっていることに過ぎません。

 

精一杯喜んで
精一杯楽しんで
精一杯苦しんで
精一杯泣いて
精一杯感謝して

自分の心と体と真正面から向き合って、その瞬間を充分に味わって、手放して、また次の瞬間を充分に味わって、手放して、、、

そんな風に自分という命を十二分に味わい尽くして生きられたら・・・!キラキラ

そんな生き方を目指す方々のお手伝いをさせていただくことが、わたしの仕事であり喜び。

そしてわたし自身もそんな生き方を目指していきたいと思います。